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矢作川の「良き隣人」として

矢作川漁業協同組合

 組合長  新見幾男
矢作川漁業協同組合は(明治35年創立)は1127人の釣り人(組合員)でつくる協同組合ですが、河川漁業の協同組合は農協などの農業の協同組合とは大きく違う特色をもっています。
 河川漁協は組合員の利益を守るだけでは責任を果たせません。河川の魚を増やし、一般の釣り人(非組合員)に良好な漁場・河川環境を提供することを法律で義務付けられています。そのために、今年は次の事業を計画しています。

1.天然アユの産卵場を造成し、産卵期におけるアユの乱獲防止措置(禁漁区・禁漁期間の設定)も実施し、三河湾〜矢作川の天然アユの本格的な回復に努めます。

2.明治用水ダム左岸魚道(自然遡上専用魚道・河口から35Km地点)に見学施設を設け、天然アユの遡上風景を一般公開しています。

3.明治用水右岸魚道は今年から「捕獲専用魚道」に改造しました。ここで捕獲した天然アユを中電ダム群の上流部の川口・笹戸・小渡方面(河口から60〜70Km)まで陸上搬送し、矢作川に放流しています。

4.天然アユの遡上量はその年の気象変動(特に雨量)に大きく左右され、今のところ安定的に遡させることが出来ません。人工孵化アユ(遺伝子はすべて海産系)の放流事業も従来通り継続します。

5.今年のアユ釣りシーズンから「タモいっぱいゴミ拾い運動」を始めます。釣り人の皆さんが川からお帰りの際に、周囲のゴミをご自分のタモに拾い入れ自宅で処理して頂きたい、と言う呼びかけです。

6.今年4月15日に「矢作川漁協森林塾」を設立いたしました。釣り人が矢作川上流の森林の現況をまずは勉強し、森林整備のボランテイア活動に参加していこうという計画です。

 以上のような計画を円滑に進めるには、国土交通省、愛知県、豊田市、豊田市矢作川研究所、矢作川「川会議」実行委員会、中部電力、農業団体、民間諸団体との協調体制が欠かせません。矢作川の「良き隣人」としておつきあいさせて頂きます。   どうぞよろしくお願い致します。

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