令和3年6月4日 野生アユのお話し
本年も三河湾から80万尾超の稚鮎が遡上して来ました。
川の水温が8~10℃になると遡上し始め、
活発に遡上をするのが14~17℃と言われており、
矢作川でもその傾向にあります。
海から川に入った稚鮎は2週間ほどで水源町の明治用水頭首工に到達します。
稚鮎の遡上距離は、遡上量と関係があり遡上量が多いほど上流域まで上がる傾向です。
野生のアユは川に入り生活を始めると成長度が増し、
成長が良いモノだと2か月もすると体長が2倍近くになり、
6月の初旬でも20センチ近いアユが掛かることがあります。
初期の天然物は小さい、放流物は大きいと釣り師らは口を揃えますが、
正解ではないでしょう。
ただし、遡上期間が3月中頃~6月中頃と長いので、
早く遡上した稚鮎は大きく、遅く遡上した稚鮎は小さいです。
当組合では野生アユの汲み上げ事業を活発に行っており、
下流域で採捕した稚鮎を中流域~上流域まで放流しており、
遊漁者の皆様に楽しんでいただけるよう頑張っております。
6月15日は百月ダムより下流が解禁です。
10月に入っても友釣りが出来、長く楽しんでいただけます。
年券を購入し矢作川へお越しください。